好きなことを好きなだけ

ここぞというときに書きます

EXILEを推してたら体脂肪率10%落ちてビキニの大会で入賞した話

お久しぶりです。
前回推しの講義のために大学に行ったオタクです。同担に刺される覚悟で書いたのですが、予想外にポジティブな反応をたくさん頂きまして、その節はありがとうございました。
早いものであれから3年……3年?うそじゃん…
EXILE推してもう6年?いつまで新規名乗っていいんだろうと思う今日この頃ですが、気分は永遠に新規です。

 

前記事でチラつかせた推しのおかげで体脂肪率10%落ちた話もしようしようと思っているうちに世はコロナ禍……現場消滅が続き、モチベは絶え、わたしは食欲に負けていました。。。
しかしそんな中でも推しのEXILE TETSUYAさんはまたも夢を叶え、肩書きを増やしています。
その名も「健康クリエイター」
さすが!!かっこいい!!拍手!!!
厚生労働省公認。厚生労働省って私に看護師免許くれたとこじゃん、すご。
健康クリエイターってなんだろうって感じなんですが、たぶん健康をクリエイトする活動をとても頑張ってる人ってことです。
かくいう私も哲也さんに健康をクリエイトされた身。
というわけで、気を取り直してコロナに負けず健康をクリエイト!身体を絞り直した結果、タイトルの事案になったのでブログ書きに来ました。


さてビキニの大会とは。
ボディビルとまではいかないんですが、肉体の健康美を競うボディメイクの大会です。
2年間挑戦して、今年ようやく入賞するに至りました。

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我ながら結構頑張りました!!
きっかけもモチベーションもトレーニングのベースももうほんとに哲也さんと哲也さん監修のフィットネスプログラムとそのイントラさんたちのおかげなので、ここに至るまでの紆余曲折を書こうと思うのですが、「そんなんどうでもいいから早く痩せる方法教えろや!」って人はこちらをご覧ください。

ここに週2で半年通ってください、痩せます。以上。


さて、ただのオタクがなんでこんなボディメイクだのビキニだの陽キャみたいなことを始めてしまったのか。
前回のブログで書いた通り、推しのおかげで仕事と同時に他にもいろんなことにチャレンジできることに気づいちゃったんですね。そしてやりたいことがあるなら声に出して目標を立ててやってみようとも思った。
その挑戦の一つとして、推しきっかけで始めたトレーニングで大会に出ることにしました。
理由が推しばっかり。しょうがないじゃん、オタクだもん。

 

まず先にお伝えしておくと、私は元々隠れ肥満体質の運動音痴です。
50m走は余裕の9秒超えだし、球技をすれば顔面ボールで保健室送りだし、縄跳びの二重跳びも鉄棒の逆上がりも今日に至るまで人生で1度もできた試しがない。絵に書いたようなどんくさい女子枠。体育の授業は普通に嫌いでした。

さらに残念なことにめちゃくちゃ食べる。ラーメン二郎肉増は余裕完食、そのあとミスド5こも軽いし、職場のフードファイト会(?)ではモンスターって呼ばれてます。失礼すぎない?

それでも学生時代は往復6キロの通学(ド田舎)と週二のダンスや部活のおかげで細さを保っていたのですが、社会人になってからは完全にアウトでした。
看護師という不規則な生活、夜勤中のお菓子に明けのラーメンとミスドと極めつけのアルコール。運動といえば病棟内を走り回る程度。
結果EXILEにハマる直前の体型がこれ。体脂肪率30%。

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なんでビキニ着たの?よくもまあその腹出したなってレベル。腹も出てるしへそ埋もれてるしくびれがないにもほどがある。なんでビキニ着たの?(2回目)
しかもこの写真、加工の神の心優しい友人にもらったので、加工してくれていてこの腹なのかもしれない…手に負えなくてごめん……
マジで信じたくないんですけど、実はこれでも某有名痩身エステに○○万ぶちこんだあとです。
いや~~~全然痩せなかった。毎週測定を恐れてご飯軽めにした分、一時的にちょっと減ったかなって程度。誤差ですあんなの。
EMS(なんか電気で筋肉動かすやつ)の筋肉運動で筋肉量増えます!脂肪燃えます!とか嘘じゃん。そんなんで筋肉ついたら誰も苦労しない。とっくに筋肉落ちた廃用症候群高齢者の全身にEMS貼ってるわ。
もちろんエステを全否定するつもりはなくて、循環の悪さや筋肉の硬さを改善して痩せやすくする効果とかはあると思うけど、体重に比べて筋肉量が極端に少ないタイプのわたしにはいかんせん不向きでした。

 

そんなタイミングでEXILE THE SECONDにコロッとハマり、軽率にジムに通い始めました。軽率すぎ。
だってライブでめちゃくちゃかっこいい推したちの筋トレ映像(?)が流れるし、ライブ中もタンクトップ破り捨てるし、ボンキュッボンのお姉さんたちとのセクシーなダンスてんこ盛りだし、影響を受けやすいオタクはそりゃ~ちょっと筋トレでもしてみるか!ってなるじゃん(軽率)

そんなライブの模様はこちら(宣伝)

 

しかしジム計画も失敗に終わります。
柔軟と腹筋くらいしかやり方を知らない筋トレ未経験者、しかも運動音痴がいきなりジムに入って通い続けられるわけがなかった。入会時のレクチャーだけでマシンが使いこなせるはずもなく、結果も出なけりゃ楽しくもない。
1ヶ月くらいで完全に足が遠のきました。このパターンのひと多分めちゃくちゃ多いですよね。
来月こそは行く…と半年近く無駄金を払い、さすがにもう退会しなきゃな、と思っていた矢先、「都心の店舗でEXILE TETSUYA監修のプログラムをやっている」という情報を得ます。
当時ちょっと郊外に住んでたけどそこはフッ軽オタク。直ぐに都心の店舗に所属を変更して、参加しにいきました。

それが全てのきっかけであり、今通っている「EPIクラス」の前身、ティップネス(ジム)とEPI(哲也さんのやってるEXILEパフォーマンス研究所の略称)のコラボで開講されていたフィットネスクラスでした。
EXILE TETSUYAさんが監修したダンスとフィットネスを融合させたプログラムで、ウォーミングアップに始まり、筋トレやジャンプ&リズムトレーニングからの初心者向けダンスで45分。
めちゃくちゃキツかった~~ほんとキツかった!だってまともに運動したの学生ぶり。
でも同じくらいの楽しさもありました。きつくてもめちゃくちゃ楽しかった。だって全部推しグループの曲。
ジャンプの連続で息上がりまくっても頭の中で将吉くん(推しグループボーカル)にジャンプジャンプ!って煽ってもらえばなんか行ける気がするもん。

そうしてやっとジム会費が意味を成し始め、週に1.2回で通うこと半年。「めっちゃキツくてしにそうだけど楽しい」が「わりとキツいけど楽しい」くらいになり、同時に体脂肪率が明らかに落ち始めました。筋肉も触ってわかるレベルについた。これまでが無さすぎただけかもしれないけど。
そうなってくるともうトレーニングが楽しくなってくる。だってやったらやっただけ数字にも見た目にも効果が出るなんて仕事でも勉強でもなくないですか?
1年経つ頃には自ら筋トレをやるようになって、オタクの凝り性がさらに拍車をかけ、気づけば元々30%あった高めの体脂肪率が20%前後まで下がっていました。2ヶ月でジム挫折したのが嘘みたい。
自然と食事にも意識は及び、週2ラーメンから月2ラーメンに減ったし、深夜2時のアイスも減った(やめたとは言わない)。

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講義でも哲也さん「オタクになれ」って言ってたけど(参考記事)、オタク気質って言葉を変えると良くも悪くも凝り性ってことだから、ポジティブな方向に発揮できると強いなって我ながら思います。ハマるととことんやっちゃう。
でも、ほんと、ジーンズ買いに行って太腿で詰まらなくなったのは幸せすぎました。
あとは4階の病棟まで階段かけ上がっても息が上がらなくなったし、家から駅までのダッシュ速度が上がって寝坊できるようになったし、患者さんの移乗も楽になったし、認知症患者さんとの乱闘でも負けなくなった。夜勤で足が浮腫みにくくなった気もする。
筋肉量と心肺機能が上がるだけでこんなにも日常生活が楽なのかと正直びっくりしました。疲れにくい身体ってこういうことか~!ってかんじ。

その後ティップネスでのプログラムは終了したけど、今はEXILEのお膝元中目黒や、大阪・名古屋のスタジオで「EPIクラス」としてこのプログラムは継続されています。
ジムでやっていた頃よりも中身はさらにアップデートされていて、楽しさはそのまま、なんと1時間で500-600kcal消費できます!日高屋の醤油ラーメン汁まで飲んでもセーフ!ミスドでオールドファッション2こ食べてもセーフ!(セーフではない)しかも楽しい!
おかげで胃の容量が多めの私でもここ2.3年はなんとか体型維持が出来ています。

 

でもじゃあなんで大会?って。
私、去年30歳になったんですけど、なんかもう30歳になるってのがここ数年めちゃくちゃ嫌で。だって30歳ってもう大人じゃん。曲がり角じゃん。現場によっては普通にBBA扱いされるじゃん。人生100年時代なのに30年でBBA扱い?酷くない?人生まだ倍以上残ってんのに??
それでもう、ことあるごとにモヤモヤしてたんですけど、気づいたら推しも40代になってんですね。
ちょっと待って40代サイコーにかっこいいな?!と。ビジュアルもかっこいいけどそうじゃなくて、生き様とか言葉とかパフォーマンスとか全部ひっくるめてかっこいい。
それで己の身を振り返った時に「あれ?今の私、20代の私に劣るか?」って思ったんです。若さでいえばそりゃあ劣ってる。とてもじゃないけどピチピチはしてない。向こう見ずな遊び方も出来なくなった。
でもあの頃よりちょっといいご飯やお酒が楽しめるようになったし、たぶん仕事もできるようになったし、肌荒れも減ったし、スタイルも絶対いい。服やメイクもちょっとはマシになった、はず。
どこかのパーソナルジムのCMじゃないけど、歳を重ねるって「自分史上最高の自分」を更新してくことなんじゃないかなって。
それで、この節目のタイミングでその証が欲しくなったんです。30代の私最高じゃん!って言える何かが。
だから折角推しのおかげで鍛えるようになったわけだし、突きつめて、いっそ大会に出てみようって思いました。
推しのおかげで、夢を叶えるって言っていいかはわからないけど、やりたいこと・目標をみつけて、それを掲げて実現に向けてがんばるプロセスの楽しさを知っちゃったから。

 

大会に出るにあたっては、もちろんこのEPIクラスの他にトレーニングを入れました。さすがに週2日の2時間じゃ絞りきれないし筋量もたりない。大会対策もわかんないので、そこはプロの力も借りました。
でもベースはEPIクラスで教わったことがとても役に立っていました。正しいスクワットのフォーム、プランクの姿勢、肩甲骨を動かす感覚、体幹やバランス。推しグループの曲で楽しく飛んだり跳ねたりトレーニングしたりしているうちにこれらが身についてたんですね。
「頭で思った通りに身体を動かす力」、これが手に入るってめちゃくちゃ大きいなと思います。

 

2年前に哲也さんのオンラインミートグリートイベント(いわゆる接触会)があったのですが、そこで日頃のEPIクラスのお礼と大会の話をしたところ「優勝してEPIの宣伝して」と激励のお言葉を頂きました。
当たり前に優勝を求めるとこほんと…ほんとさあ…こっちただのオタクですよ……わかってます…??
でもそういうとこが推しのEXILEたる所以なんだろうなと思いました。かっこいい。好きです(は?)。
そしてそんなこと言われたらやらんわけにはいかない、ここでやらなきゃオタクの名折れ。
単純でチョロいオタクなので、顔も骨格も大会向きじゃないと言われて心が折れそうになった時は「まあでも哲也さんも“やりたいことに壁が生じるのはもう必然”って言ってたしな!」となんとか気持ちを保ち、減量やキツいトレーニングのときは「EXILEのトレーニング映像もっとしんどそうだな…」と己を誤魔化したりしつつ2年間頑張りました。
結果として優勝には至らず、入賞止まり。

それでも運動音痴でとくべつ美人でもない私が入賞出来たというのは結構頑張った方かなと。

そう、頑張ったというのは自画自賛ですが認めています。だって筋トレも有酸素も食事制限もウォーキング練習もやったのは私自身だ。叶わない夢や目標があるのはもう承知済み、それはそれとしてやった努力はちゃんと身になってる。さすがにそんな自分を認めてあげてもいいかなって。これが30代の余裕ってやつです(?)
でもきっかけも、モチベーションも、トレーニングの基礎も、哲也さんと、哲也さん監修のプログラムと、そしていつもレッスンしてくれているインストラクターの皆さんのおかげです。哲也さんのオタクしてなかったら、EPIに通ってなかったら、イントラさんたちとの出会いがなかったらこんなことには絶対なってなかった。
本当にありがとうございました。

 

ほんとは今日哲也さんの握手会でこのお礼を言うつもりだったのに、なんかテンパってただただ結果報告しに行っただけのアピ強め厄介オタクになってしまったので、ブログを書いて罪滅ぼしです!言われた通り宣伝します!優勝はできてないけど!!

 

痩せたい!ご飯は食べたい!
走るとか筋トレとかきついしつまんないからやりたくないし、そもそもやり方わかんない!何からやったらいいか分からない!!
でもEXILEや三代目やLDHのライブで飛び跳ねるのはすき!

そんな人はぜひ1回でいいから体験してみてほしい。
楽しいし続けてたら痩せるし筋肉つくし健康になれるしなんかちょっと踊れるようになっちゃうので。

 

オススメポイントとしては

1.無酸素運動有酸素運動両方できる
2.LDHアーティストの音楽でトレーニングができる
3.ストレッチやトレーニングのやり方も知れる
4.気づいたらちょっと踊れるようになってる
5.参加者の年齢が幅広い、自分のレベルや体力に合わせてやればいい
6.イントラさんがみんなかわいい!ちょっとしたことでも褒めてくれる!
7.とにかくたのしい!

………ところです!
ダンスとかなんかよくわかんなくてもとりあえず跳ねとけば大丈夫!(?) ライブのセトリでタオル振り回したりする擬似ライブトレーニングも隔週でやってます。ライブがないときのストレス発散にうってつけ。夜勤明けの鬱憤も吹っ飛びます。
体験もやってるのでよかったら行ってみてください~~!!
一緒に健康なオタクになりましょう~~~!!!

 

これは余談ですが、前記事で書いた通りダンスは私のコンプレックスでもあったので、もう二度と踊ることは無いと思っていました。
でもEPIで軽めに踊ってたら踊ることの楽しさ思い出しちゃったんですね。結局今ではちゃんとダンスレッスンにも通うようになっています。
全然HIPHOPとはジャンルが違うのですが、EPIのおかげかブランク10年のわりには意外と身体が動きました。
実は哲也さんとEPIのイントラさん、サッカーや卓球のジュニア養成にも関わっています。
前述した「思った通りに身体を動かす力」、それから関節の可動域とかバランスとかリズムにのる感覚とか、そういうのってどんなダンスジャンルにも、そしてどんな運動・スポーツにも必要なんだなと思います。今だったらもうちょっと体育の授業やれる気がする。
あとね、ダンス再開して思った。やっぱり踊るって最高に楽しいし気持ちいいなって!!
そんな気持ちを思い出させてくれて、またきっかけになってくれて本当にありがとうございました。もう一生踊らないなんて言わないと思います。


最後に、看護師という職業柄すこしだけ真面目な話を。
高齢化社会が進む中で、健康寿命の大切さは仕事で日々患者さんをみていてひしひしと感じています。
診断されてない、病識がないだけで、高血圧や糖尿の傾向にある方って実はとても多いし、筋力不足による姿勢の崩れや体重コントロール不足の影響で膝や股関節、腰を痛める方も多いです。
肥満は関節を痛めるし、内科系疾患にも繋がります。高血圧は今盛んに言われている新型コロナ重症化の危険因子とも言われているし、糖尿病で透析になったら今まで通りの仕事や生活は難しくなる。胸筋や腹筋、背筋、骨盤底筋群の衰えは姿勢が崩れるだけじゃなくて、排泄や呼吸にも影響が出ます。それから歩かない人は骨粗鬆症にもなりやすい。足やお尻の筋力が落ちればちょっとした段差や何も無いところで転ぶ可能性も高くなって、それがきっかけで骨折なんかしたら寝たきりコースだってありうる。そしたら認知症まっしぐらかも。
それでも今の医療ならそのあとしばらくは生きることになります。
人間の身体って色々が色々に作用し合っていて、体重や体脂肪量、筋肉量をコントロールするってちゃんと意味がある。
医療が進んだおかげで「生かす」ことは昔よりたぶん可能になっているけど、できればみんな最後まで自分の力で、意思で、「生きる」人でいてほしいし、自分もそうでありたいと思います。
EXILE TETSUYAさんが健康クリエイターとして活躍されることは、きっとそういう未来に繋がると信じていますし、もっともっとそんな活動が広まればいいなと医療職の端くれとして期待しています。

 

わたしは70歳になっても、推し(80歳)の現場があるなら国内はもちろん、ハワイ遠征とかもしたいし、横須賀の砂浜を歩いて海辺にある推しのコーヒー屋さんにもいける身体でいたいので、引き続き日々健康には気をつけて生きたいと思います!
健康クリエイターのオタクは健康でなくちゃね。

 

 

 

推しの講義が聞きたくて2度目の大学生をした話~私の推しは大学教授~

 

 

 

50万円を使いきってください。

できれば物があとに残らない形で、そしてできれば自分のためになる形で。家族には内緒。期限は半年くらい。

 

 

どうする?全オタクにアンケートとりたい。

 

良席買う?遠征で豪遊する?CD死ぬほど買って処分?整形?貢ぐ?

この50万って結構悩ましい額じゃないかと思う。生活を大きく変えるには足りないし、使えないわけじゃないけど1度にぽんと使うにはやや大きい。ブランド物買ったらすぐだけど後に残ってしまうし、海外旅行には同様の金を出せる友人が欲しいところ。普段のオタ活費の一部として消費するんじゃつまらない。

50万、さあどうしようか。

 

結論から言うと私は大学に入学した。

私大文系の半期の授業料にぴったり。まあ入学金諸々はちょっと足りなかったので30万くらい貯金から補填したけど。

なんで大学に入学したかというと、私の推しが大学の客員教授だから。

しがないオタクがちょっとガッツをキメることにした話。全部終わったら自分のためにもちゃんとまとめておこうって思ってたので、オタクらしくはてぶろを書くことにした。

 

ちなみに先述した50万。

条件をみるとどんな汚いヤバイ金なんだと思われそうだけどそうじゃない、いや汚いっちゃあ汚いけど。ただの痴漢の示談金だ。私のケツ代。こんな胸糞悪い金、口座に入れておきたくすらないし、でも無駄遣いするのはもったいない気もするし、親にも心配かけたくないから秘密だし、よって前述の条件にした。

 

 

さて本題に戻ると、私の推しは大学教授である前にEXILEだ。

そしてコーヒーマイスターでもあり、NHK教育テレビのお兄さんでもあり、前述したとおり大学の客員教授

お名前はEXILE TETSUYAさん。

肩書きが多いザイルのひとり。この春に結婚して話題になったから知ってる人も増えたかな。

彼は全国に6店舗も展開するコーヒー屋さん「AMAZING COFFEE」のプロデューサーでありながら、大学の人文学部で表現についての講義を持ち、研究所を立ち上げてパフォーマンスの研究始めたと思ったら、自身も早稲田大学院に入学・卒業して論文で表彰されたり、はたまたNHKでダンスのお兄さんをしていたりと、とにかく活動がめちゃめちゃに幅広い。

でも本業はEXILEパフォーマー。正直追い切れない。困る。すき(は?)

 

彼のファンになったのはこの大学の講義がドキュメント映画化された頃。3年くらい前だったかな。つまりまだまだド新規。

TETSUYAさんの踊るダンスが本当に本当にドストライクで、友人と行ったライブで転がり落ちたあと、その映画を観に行った。観に行ってめちゃめちゃに叩きのめされて帰ってきた。

「夢は諦めなければ叶う」

ドキュメント映像の中、講義やインタビューで彼は何度もそう言っていた。実際彼はたくさんの夢を叶えてきた。肩書きが多いザイルなのはつまりそういうこと。全部彼の叶えてきた夢。

 

でもね~~~私もう夢諦めちゃったんですよ~~~~!!しかもあなたの叶えた夢!!ダンスを!!!10年も前に!!!

 

途中からもう勘弁してくれって感じだった。友人も道は違えど夢諦めちゃった系女子だったのでふたりしてたぶん会場内で浮くほど泣いてた。今思い出してもつらい。上映後の本人登壇で全員スケブに夢書いてくださいって言われたけどそれどころじゃないよ、コンプレックスでぐちゃぐちゃだよこっちは。

もうこんな眩しい大成功人間推してらんねー!って帰り道思ったんだけど、まあ次のライブのチケットはもう手元にあるわけで、まあそしたら観に行くわけで、あーやっぱりこの人のダンスめちゃめちゃ好きだなぁ、もっと観たいなぁ、こんなふうに踊りたいなぁ、って思って結局降りれなかった。

だから彼のオタクをしてる理由の7割は尊敬と憧れで、1割は恋で、でもたぶん残りの2割は嫉妬でできてる。

オタクやってそこそこ経つけどこんなややこしい感情で人を応援してるの初めて。リアコしたい人生だった。

 

でもじゃあなんで50万円で大学入ろうとしたかって、直接聞きたかったのだ。

「諦めちゃうことだって、叶わないことだってあると思うんだけど、そこらへんはどうお考えですか」って。

なんで推しに喧嘩売ってんのって感じだけど、でも私はあの映画からずっともやもやを抱え続けてるのだ。人に胸を張って夢なんて言えないし、諦めちゃった夢をまだ引きずってる。このもやもやを抱えて推し続けるなんて御免だ。

で、ちょっと厚めの札束を手にした時にピンときた。もう1度、今度は生で講義を受けようって。

チャンスだと思った。講義を受けて、得るものがあれば良し、けど諦めたお前が悪いって今度こそトドメを刺されて降りたっていいやくらいの気持ちだった。

それで受験をして、合格して、入学して、彼の講義を受けた。これが結構大変だった。

10年近くも前の高校や大学の成績証明を取り寄せて、志望理由書書いて、面接の回答考えて、小論文の練習をした。受験のために久しぶりにスーツも着た。

 

そんなわけで今年の4月、私は晴れて2度目の大学生活をスタートさせた。

仕事は無理言ってなんかいい感じのシフトにしてもらった。看護師でよかった~!

 

周りは先月まで制服を着てた全員ピチピチの18ちゃい。こちらは三十路目前。びっくりした、若さと可能性に。

TETSUYAさんの講義を受けられたのは7月だったけれど、大学に入って1ヶ月経たずして彼に聞こうと思っていたことは解決してしまった。

18歳の彼ら彼女らにとって大体の夢は「諦めなければ叶う」のだ、本当に。

諦めるなんてことを考えるには早すぎる。一緒に過ごす中で、18歳って可能性の塊なんだって思った。

たぶんTETSUYAさんはそのことをわかっていたのだ。だからあんなに「夢は叶う」と言っていたんだろうと思う。

18歳向けの講義をアラサーが聞いたらそりゃ噛み合わないとこあるよね。気づいた時には笑ってしまった。完全に私が馬鹿だった。 

 

そうしてフレッシュな18歳たちとの大学生活を送り(結構楽しかった)、やっと講義を受けられたのが7月。それまでに色々(結婚&妊娠、膝のオペによる活動制限)あったけど、私は相変わらずTETSUYAさんのファンでオタクだった。

 

講義当日、もちろん私が陣取ったのは教壇マイクの前の最前。

EXILEの曲に合わせて講堂に入ってきたスーツの推しは間違いなく世界でいちばんかっこいい教授だった。二次元の乙女ゲームかと思った。

尊敬とか憧れとか嫉妬とか嘘、100%恋ですって感じだったもんあの瞬間は(チョロ)。

 

講義内容は3年前に見たドキュメント映画とは大分違っていた。

諦めなければ夢は叶うとは全然言われなかった。覚悟していたから、ちょっと拍子抜けしたし、それと同時にほっとした。

講義では彼の多岐にわたる活動の紹介と、その中で彼が大事にしていることを教えてくれた。彼の思う夢を叶える秘訣やヒントみたいなそういうやつ。たくさんの活動をしていて、そのどれもが実は綿密に絡み合ってプラスの相互作用を生み出しているという話とか。

仕事を調整しながら大学に通う中で、実は今の仕事がわりと好きなことを自覚したり、あれっなんか仕事しながら結構色々挑戦できちゃうのでは?って気づき始めたタイミングだったので、彼の講義は自分の中にすごくスッと入ってきた。

 

授業の後半は色紙に夢を書いて発表。これは3年前と同じだった。

私は現状これ!ってはっきり書くことができなくて、大学入学時の志望理由を適当書いてやり過ごそうと思った。

でもペンを走らす直前、TETSUYAさんが「嘘だけは書かないでください」って。推しに嘘つくなって言われて嘘つけるオタクいる??私には無理。

結局私が書いたのは「毎日笑顔でやりたいことをやり続ける」。

夢って言うには漠然としてるかもしれない。でもその時の正直な気持ちだった。

発表のときに壇上で「やりたいことはある、でも現状道は険しいし、状況も常に変わる。だからその時々とにかく笑顔で、やりたいことやる」と話した。

TETSUYAさんはすごく丁寧に話を聞いて、それから

「やりたいことに壁が生じるのはもう必然。でも壁にねじ曲げられたことを運命だと思って、そこでポジティブでいられるかが大事だと思う。ポジティブにやりたいことをやりたいって言って足掻いてたらきっと周りの人が助けてくれる」

と話してくれた。あんなにしっかり目を見て、人からの言葉を受け取ったのは久しぶりだった。

なんかね、めちゃめちゃ先生だった。いや教授だからそりゃ先生なんだけど、そうじゃなくて、自分がファンでオタクということを忘れて、学生としてそこにいれた感じ。だから緊張せずに話すことができた。

それに、これ、ほんとその通りだなって思ったの。私が今回大学いくことになったときもそう。講義にたどり着くまでに一悶着も二悶着もあったけど、周りが手を貸してくれたり応援してくれた。こんな馬鹿みたいな挑戦にも関わらず。

 

当初聞きたかった「諦めちゃうことだって、叶わないことだってあると思うんだけど、そこらへんはどうお考えですか」をぶつけることはしなかった。

だって彼は夢を諦めたことも叶わなかったことも体験している。講義の中で教えてくれた。

だから代わりに「水泳の夢を諦めたとき、その夢とどう向き合いましたか?」って聞いた。彼は笑いながら水泳で上を目指すことを諦めて公園で遊びまくった時の話をしてくれた。

そして「諦めたから出会った人や今の環境がある。ひとりではたぶん無理だったけど、周りが変えてくれた」と。

録音しときたかったな。あの言葉が、全部とは言わないけど、私の抱えていたもやもやをほとんど倒してくれた。

ああそうだ、私も諦めたから今の友人と出会えて、この環境に居られているのだと、素直にそう思えた。

そういえばダンスを諦めたあと、高校生の私は「看護師になって東京でいっぱい稼いでめちゃめちゃオタクする」という目標を立てたんだった。忘れてた。あれもたぶん夢といえば夢だったしそれはバッチリ叶っている。

 

最後に自分の夢を書いた色紙の裏にTETSUYAさんがサインをしてくれて、みんなでEXILEのki・mi・ni・mu・chu-を踊って、講義は終わり。

踊る時にお手伝いに来てくれてたのが通っているフィットネスクラス(これもTETSUYAさん監修)のイントラさんだったから最高に気まずかった。なんでお前こんなとこで大学生してんねんって絶対思われてた。つらい。

 

無事講義を受けるという目標を達成したので、私は9月の前期終了とともに大学を退学した。

夢と言うには大げさかもしれないけど、「大学で講義を受ける」という目標掲げて達成する中で、夢を叶えるプロセスをすこし体験出来たような気もする。

大学の先生方や同級生たちには申し訳ないと思っている。でも私のこれからの人生においてやっておかなきゃいけないことだったと今はっきり思うので、大目に見て欲しい。

自分で予想してた30倍くらい得られるものがあった。今でも本当に講義を受けて良かったなと思う。

 

50万円もとても報われたんじゃないかな。次はちゃんと風俗にいくんだよ。

 

あと驚くべきことにTETSUYAさんは月刊EXILEという雑誌で今回の講義について話す中で、社会人学生のことを取り上げてくれていた。

いえーい!私でーーす!沸いたーーー!!

 

 

さて、なんで今日このまとめを書いているかというと、EXILE TETSUYAさんが新たな夢を叶えたからだ。

ビジネス書著者という肩書きが増えた。

ちなみにもうじき高校の学長という肩書きも増えるらしい。すご。

 

昨日彼は「三つ編みライフ」というビジネス書を出版し、私はそのお渡し会に参加してきた。講義を除けば、ちゃんとした接触会は初めてだった。

昨日のTETSUYAさんはEXILE TETSUYAさんだったのでめちゃめちゃに緊張して全然話せなかった。

でも講義ありがとうございました、とだけはちゃんと伝えてきたので良しとする。

お礼も言えてこれでようやく私の大学生チャレンジは~完~だ。

 

ちなみにこの書籍、まだちゃんと読み込めてはいない。とりあえず一通り目を通したレベルだ。発売翌日なので許してください。

でもその中でびっくりした一文があった。

「夢が叶うか叶わないかは誰にもわからない。だったらたくさん夢を持てばいいし、叶わない夢があるということを理解していればいい。」

私が欲しかったのはこれだったのかもしれないと思った。

というより、この言葉がいちばん今の私の原動力になりそうな気がした。やりたいこと全部夢にしちゃえばいいんだ、どれが叶うかわからないけどどれも挑戦してみる価値はある。夢は叶えるもの、叶えなきゃいけないって思っていると夢をつくることのハードルが高くなるだけ。

3年前に観た映画であんなに「夢は叶う」って言ってたのに、叶わない夢もあることを彼はこの本の中ではっきり書いていた。

そりゃそうだ、この本は社会人向けのビジネス書なんだから。18歳の学生に向けた言葉とは違って当たり前だ。

そして彼の叶わない夢についても書かれていた。

もうじき開催される東京オリンピック、彼はその開会式で踊りたいとずっと言っていたし、私はそれをずっと信じていた。叶えてくれるのだと信じて開会式のチケットも申し込んだ(残念ながらご用意できませんでした)。

でもどうやらそれは叶わないらしい。

今私はそのことがめちゃめちゃに悔しくて悔しくて悔しい。あんなに夢叶えマンなのに、そこ叶わないんだ、あんなに頑張ってんのに。彼よりふさわしい人いる?いなくない?逆に誰が踊るの??ダンスバトルして決めてもらっていい???

とはいえ彼はもうこの夢が叶わないことを理解して、たくさん持っている夢の他のいくつかに目標をシフトしているのだという。

やっぱりすごい人だと思う。私もそうなれるよう頑張ろう。彼への尊敬と憧れが7割なのはもう揺るがないです、多分。

 

彼の書いた本「三つ編みライフ」には講義で聞いたことも含め、さらに社会人に向けたアドバイスが詰まっていた。講義も素晴らしかったし、いくつもの気づきをもらった貴重な時間だったけれど、社会人である今の私にはこの本の言葉たちのほうがよりフィットするように感じた。

 

そんなわけで、この記事を読んでくれた人のうち1人でもいいのでこの本を読んでほしいなと思う。ステマじゃない。ダイレクトマーケティングです。

EXILE TETSUYAさんてすごいんだよ!いい本だよ!社会人のみんな読んでね!!お仕事もオタ活も頑張ろうって思えるよ!!

 

三つ編みライフ ~夢を叶えた31の言葉~ https://www.amazon.co.jp/dp/4296105299/ref=cm_sw_r_cp_api_i_.TnaEbQEJQAXS

 

 

私は元々若手俳優育ちのオタクなので、EXILEという国民的アーティストを応援していることで「認知もろくにない、話す機会も殆どない、オタクして報われることなんてないのになんでこんな必死に追いかけてるんだろう」と思うことはこれまでもままあった。

でも最近ではそんなことはもう思わない。

こんなにも人生や生き方にいい影響を与えて貰っておいて、報われてないなんて嘘だ。毎日とは言わずとも日々の大半をポジティブに過ごせている。これって結構すごい。もうそれで充分。

あとこれはまたいつか書こうと思ってるんですが、彼のおかげで体脂肪率10%減しました。

ありがとうEXILE TETSUYAさん。

何も返せないのでせめて本をたくさん買って友人に配ります。

 

来年2020年はLDHパーフェクトイヤーという事務所を挙げたお祭りなのでしぬほど現場が詰め込まれているようだけど、しぬ気で通おうと思う。もちろん仕事も他のやりたいことも頑張りながら。

 

どんどん夢を叶えていく最高にかっこいい推しに誇れる自分で、またいつか「あのときの学生です」と言えたらいいなと思う。